川奈セミナーハウスで冬合宿

 文化構想学部の最初のゼミ生たちと、川奈セミナーハウスにて冬合宿を行った。春学期、秋学期と鍛えられ、よく本を読み、よくコンピュータを使い、充実したプレゼンがたくさんあり、たいへんすばらしい合宿であった。早稲田大学の学生は、鍛えれば、どんどん実力を発揮していく。

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Imagining and Imagineering Tokyo

  昨年8月にオスナブリュックで開催された日本ドイツ社会科学会大会のプロシーディングスが出版された。私の原稿は、"Imagining and Imagineering Tokyo: Asking with and to the Olympic Games in Tokyo 2016 "として掲載されている。オリンピックは来ないことにな…

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「社会学理論の回顧から展望へ」 コメント

 この連休、第82回日本社会学会大会が立教大学で開催された。そのシンポジウム「社会学理論の回顧と展望へ」が開催された。富永健一先生の『思想としての社会学』新曜社 2008年という大著の出版がきっかけで催されたものである。富永先生とお二人の有名な先生に向けてコメントをすることになった。コメントという意味もあるが、「理論社会学」の基本課題を…

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「池子問題を考える」というところへ呼ばれて

 1987年に教員になったときから10年間、当時注目を浴び議論がなされた神奈川県逗子の池子米軍住宅建設反対運動を調査した。最初は、社会調査実習という授業科目の一環で始めたが、複雑になり途中から単独でやっていくことになり、1996年に『逗子の市民運動』(御茶の水書房刊)としてまとめた。これは書評を種々もらった仕事であるが、さらに10ほど経…

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「こころの玉手箱 3冊の経済原書 母の愛情に涙」を読んで

 『日本経済新聞』9月15日夕刊文化欄に、商工組合中央金庫社長関哲夫氏の標記タイトル文章が載っていた。そのまま画像貼付は新聞記事の著作権許諾が必要であり不可なので、一部引用させてもらうと、「50年近く前、経済学の名著であるドーフマン、サミュエルソン、ソローの<線形計画と経済分析>の原書を手にしたときの興奮は今も忘れられない。大阪大学の学…

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Image and Imagineering of the city Vienne

  学部再編で昨年春学期から、持ち駒の内容が大きく変化し、このセメスターはその最後の調整。マルチ・メディア化、オンデマンド化というひとつの考え方にそって、「ウィーン: 都市のイメージ、イメージの都市(ヨーロッパ・地中海・イスラーム文化研究2)」をフルオンデマンドで制作することになり、撮影に入った。オンデマンド授業により、教室に赴かなく…

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23年前の話

 秋に予定されている会での準備もあり、さる本を熟読していたら、23年前に私が訳出した文章を論拠のひとつに、別の研究への反論が組み立てられているのに気がついた。まだ教員になる前、助手の時、正確には大学院生の学籍があった時代の、実は恥ずかしい活字になったもののひとつである。訳出の責任は私に当然あるのであるが、反論をしていく際の論拠として使え…

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Dahrendorf卿

 2003年秋、コンスタンツ大学を訪れたとき、たまたまこの大学の創設に深くかかわったひとりであるRalf Dahrendorfの講演を聴く機会を得た。「民主主義」について、とりわけ議会制民主主義の意味と、当時ヨーロッパにあふれていたポピュリズムをどう批判的に見るかという、たいへん勉強になる講演会であった。  大学4年生のとき、Dahr…

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鴨川セミナーハウス

 文化構想学部社会構築論系現代共生理論ゼミの第1期生最初のゼミ合宿を、鴨川セミナーハウスで行いました。各セメスターを、合宿でまとめることを目標に、いくつかの共通テーマを授業で同時並行して進めていく形式で、社会学プラスαの領域を報告と議論の繰り返しで知識を増やし議論のスキルアップをしています。次回は、川奈セミナーハウスの予定。

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都市のシンフォニー

 このブログでも何度か触れているが、International Study Programをつうじて、都市のイマジニアリング、イマジニングを主題にジョイントを行ってきた。その延長上で、ダルムシュタットで、1920年代の大都市の生活のリズムの変化について、ベルリン、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京・・・などと映像をつうじて、たいへん興味…

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Bio-Zwiebelrohstbraten

ヨーロッパへの乗り換えはいつもウィーン。学生時代留学時の旧友と逢って、飲んで食べてが目的だったが、15年ほどのうち、みなベジタリアンになり、ノンアルコール派になってしまった。食事は私には味気ないものとなってしまたものの、面白いのは、久しぶりに会うのだからと、いろいろ紹介してもらうベジタリアン専用レストラン、すなわちビオ・レストラン。…

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Phenomenology, Social Sciences, and the Arts

 ドイツ、コンスタンツ大学において標記の国際学会が開催される。私の報告は、"Musical Foundation of Interaction - Music as Form and Medium"。昨年夏前から準備してきた内容である。今年前半のメインイヴェントである。 http://www.uni-konstanz.de/sozio…

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Postmodern Imagineering Tokyo 研究会

 数年行ってきた「ポスト・ポピュリズム東京」の研究会に予算がついたこともあり、「ポスト・イマジニアリング東京」研究会と名称を変えて、2016東京オリンピック招致をテーマにして、「散逸する公共性」を主題に厚みのある経験的調査研究を本格的に開始することになった。  かつて著書『逗子の市民運動』では、「公共性」と「社会運動」を積極的に主題化…

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社会学専修の謝恩会

 教員になって22年が過ぎた。助手時代から計算すると、この新学期で4半世紀目となる。たまたま学部再編のため、今年送り出した社会学4年生と来年度の4年生が、第一文学部・第二文学部の最後の学年となる。ということもあり、今回が最後となるか、来年が最後となるかわからぬが、一区切りの年度に立っていること、大学の急激な変化を改めて感じるところである。

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『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』への書評

 関西社会学会の雑誌『ソシオロジ』164号に、大阪経済大学の城達也先生による拙著への書評が掲載され、私の「書評に応えた」も掲載していただきました。学術雑誌の重要な使命のひとつに書評があります。書いたものは、どのように評されるかにより価値が決まってくるものであり、また評者はどのように読んでいるかを知ることにより、新たな発見と議論ができるも…

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早稲田祭 森ゼミ07 もちポテト屋

 早稲田祭が「正常化」し、入り口でパンフを押し売りされたり、模擬店の所場代を求められたり、そんなことが昔あったのかと思えるほどの変わりよう。1997年、早稲田祭が中止になった時、私は第一文学部の学生担当教務主任であり、早稲田祭教職員側委員でもあった。時が経ったということか、教員23年目の今年、模擬店を開いた学生たちから、「いつもお世話に…

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Alfred Schutz and his intellectual partners

 ドイツのコンスタンツ大学出版会から、アルフレート・シュッツ研究の世界的権威たちHisashi Nasu, Lester Embree, George Psathas, Ilja Srubar各先生の編によりAlfred Schutz and his intellectual partnersという英文500頁の本が出た。その中に、"S…

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旧い友だち、新しい想い出

 昨年も9月ウィーンにいた。アルフレート・シュッツの国際会議で報告に来ていたからだが、その合間オペラ座にあるカフェで旧い友とコーヒーを飲みながら、お互いのことを話していた。もう30年を超える付き合いになると、話はつきない。たまたまそこのエスプレッソのカップ、Julius Meinlというオーストリアではよく知られたコーヒーメーカーのロゴ…

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Das Neue Wien

 オスナブリュックでの会議のあと、ウィーンに来ている。街を歩いていると、28年前に初めて留学で来たときの楽しい思い出よりも、どちらかと言うとつらかったときのことを想いだす。比較都市論を映像にまとめるということもり、いろいろなところで撮影をしたが、この地と仏教、とりわけ禅の新しい関係に出会い、新鮮であり大いに興味を持ったのであった。

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『アルフレート・シュッツのウィーン』への言及

 富永健一先生が『思想としての社会学―産業主義から社会システム理論まで』という800頁を超える大著を上梓された。もう30年ほど前になるが、大学院に進学して社会学者になろうと思った頃、先生の著作はよく読んだし、1979年初春だったと思うが、タルコット・パーソンズの東京での講演会で司会をされて、その要点をまとめた説明には、社会学になるには、…

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アルフレッド・シュッツ著 佐藤嘉一訳『社会的世界の意味構成(新訳版)』書評

 2001年の青葉の季節、東北大学で集中講義をさせてもらったことがある。早稲田とは少し雰囲気の違う秀才たちを前に楽しい1週間であった。そんなきっかけもあって、昨年、東北社会学研究会の雑誌『社会学研究』の第83号に書評の依頼を受けた。年末提出原稿が掲載されている。

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International Study Program 2008 Soeul/Tokyo

一昨年から続いているドイツのエルフルト大学、バウハウス大学ワイマール、韓国の漢陽大学、京畿大学、日本の横浜国立大学と早稲田大学とでジョイント・セミナーを、今回はソウルの漢陽で前半3日、中1日移動日を入れて、後半3日を早稲田で行いました。

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「オリンピックのイメージと東京都知事のイメージ」調査(概要)

 東京都知事について、1999年から調査を繰り返しています。先週、インターネットによる調査を実施しました。単純集計結果だけですが、これから詳しい分析をします。4月頃、報告書をアップする予定です。  概要ご覧になられる方は、http://www.f.waseda.jp/wienmoto/ から、「研究」⇒「調査報告」をクリックすると、ペ…

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社会学演習IIA 川奈セミナーハウス合宿

例年どおり川奈セミナーハウスで、1年間の成果を披露し合う報告合宿を行いました。多変量解析を使いこなすための基礎がためはこれで修了しました。よく飲みしゃべりましたが、それ以上によく準備をしてきていたし、勉強家ぞろいの演習でした。

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『貨幣の社会学』への書評

 週刊『読書人』12月7日号に、静岡大学の著名な経済学者である高橋洋児先生による『貨幣の社会学』への書評が掲載されております。多少辛口ですが、よく読んでいただいて、たいへん感謝をしております。また、メディアの本質について、改めて次の著作で展開をせねばならないと強く感じました。

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International Study Program Soeul II

 10月26日から31日まで、ソウルの京畿大学大学院で、エルフルト、ワイマール、漢陽、横浜国立、早稲田各大学からの学生と教員が集まり、今年春の横浜以来のテーマCityscapeについて参加者の報告・講演と議論、そしてスウォン、アンヤンに1日の遠足、最後にチームごとの映像の共同制作発表、たくさんのことを発見し、たくさん友だちを作って帰って…

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第9回日本ドイツ社会科学大会(金沢大学)のプロシーディングス

昨年の大会のオルガナイザーを一手に引き受けられた金沢大学の楠根先生からどさっと、出来上がったばかりのプロシーディングスが送られてきました。早稲田大学図書館本館と戸山図書館分館にまず寄贈をしました。 Socio-Cultural Transformation in the 21th Centrury? -Risks and Cha…

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『貨幣の社会学 -経済社会学への招待』

 ここ数年、第一文学部の社会学研究6で行ってきた内容の一部を教科書風の本にまとめました。かつてTalcott Parsonsが行ったのに少しにておりますが、貨幣というシンボリックなメディアの典型例を基礎にして、シンボリック・メディアの一般論への展開を準備中です。これを、ここ2年ほどの最大の課題としています。

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『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』への書評

北海道大学の橋本努先生により『社会学評論』において『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』への書評をいただきました。橋本先生は、『自由の論法 -ポパー、ミーゼス、ハイエク』創文社 1994年を上梓されており、拙著執筆においても少なからず参考にさせていただきました。

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遅ればせながらの夏休み

 8月後半のベルリン、エルフルトでのJoint Seminar、一昨日までのウィーンでの会議、とくに後者は、今年のメインイヴェントであったこともあり、準備にも時間を要したが、終わったあとの爽快な疲労感とともに、そうかまだ夏休みだと気がつき、28日まで遅ればせながらの、そして短い夏休みとすることにした。

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Woerglに行く

 ウィーンでのシュッツ記念の国際会議のあと、せっかくだということもあり、インスブルックに泊まりヴェルグルを訪れることにした。Heimatsmuseum、小さなところだが、ヴェルグルの歴史を詳細に教えてもらった。今まで本で読んで知っていたことは違うことをたくさん教えていただいた。しかし、みんなみんな親切な人たちばかりに驚いた。

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The 75th anniversary of the publication of Schutz'

アルフレート・シュッツ『社会的世界の意味構成』が出版されてから75周年にあたる今年、9月18日から21日まで、ウィーンにあるInstitute for Human Sciencesにおいて「アルフレート・シュッツと解釈学」と題して国際会議が開催された。私も招待を受け"The Denationalization of Peace -…

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Oskar Morgensternの生地

ISPでベルリン、エルフルトでセミナー、それも朝から夜までの充実したというよりも、へとへとのセミナー。その途中、テーマに合わせて、ドイツとポーランド国境にある町Goerlitzを訪れた。第二次大戦後のドイツの東側国境オーデル=ナイセ線にまたがる、この町、川をはさんで二つに分けられた。セミナーのメンバー、ドイツの先生、学生たちは身分証を提…

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International Study Program Berlin/Erfurt

 3月の横浜国立大学に続いて、ドイツ、ベルリン日本ドイツセンター、エルフルト大学でジョイントセミナーがあった。朝8時から夜7時までの強行スケジュールで疲れたが、学生たちのみならず、私も多くのことを学んできた。途中遠足で、ドイツ-ポーランド国境にある町ゲルリッツを訪れた。バウハウスの建築の学生たちの説明を聞きながら見物した。美しい街であっ…

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ISP 横浜国大

昨年、早稲田、ソウル漢陽大学に続いて、横浜国立大学で独韓日のジョイントセミナーがあり、参加してきました。夏は、ドイツ、ベルリンとエルフルトで開催することになっています。

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最初の書評をいただきました。

『毎日新聞』(1月7日付)「今週の本棚」に、東京大学教授松原隆一郎氏による拙著『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』についての書評記事「市場の<自生力>を生かす条件とは」が載せられています。過分な評価に感謝をしております。http://www.mainichi.co.jp/universalon/clipping/200701/0…

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新睦人編『新しい社会学のあゆみ』有斐閣

新先生とは、1982年金沢大学であった社会学史学会のとき、初めてお会いをして話をして以来、たいへん長い間、たくさんのことを教えていただいてきた。今回、先生の編集で、その中の1章を書かせていただいた。 「社会学史」は、もう流行らない。早稲田大学の社会学カリキュラムにもこの科目はもうない。それはそれでよいのであるが、社会学者たち、その…

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社会学専修の学生たち

川奈セミナーハウスで合宿をした。毎年のことであるが、今年は2年生たちである。SPSSを使いこなし、因子分析、クラスター分析なども十分に使えるようになったし、その成果報告会、8グループ、各1時間の報告マラソン。早稲田大学第一文学部社会学専修の学生たち、優秀であり将来性もある。多少、批判をしたり討論をしたりするところに、今の世の中、「そんな…

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『フリードリヒ・フォン・ハイエクのウィーン』の出版

11月25日、新評論から、自著を出版。その「あとがき」に次の文章を記した。 「社会学を仕事とする者としては、個別の事例研究と大規模に組織化された調査研究だけに、この学の重心が置かれるようになって久しく、今や社会学とは組織的な調査と個別的な事例研究のそれだと考えられる時代となってしまったことを残念に思いつつ、しかしまだなおこの学が、…

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