貧困なる大学の図書館政策、情報化政策

 図書館の課長が、教員に一斉メール。学生が、蔵書コピー用の複写機で、試験ノートのコピーをして困ると・・・  余程目に余ると思ったのだろう。  私の回答。「Keynes, General Theory of Employment, Interest and Money はじめ、私が教える社会経済学、経済社会学の分野の教科書は、Am…

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森ゼミナール 夏合宿2014

私は、たんなる国家管理論ではなく、peer-to-peerをface-to-faceの拡大として仮想通貨を集合財のひとつと考えようと提案した。学生たちは、それでは解けないとして、大規模集団で、共有地の悲劇とfree riderの議論で応えた。早稲田大学社会構築論系には、賢い学生たちがいるということである。たいへんスリルに満ちた報告だ…

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何度読んでも、どこから読んでも美しい文章

 「国富の流出や喪失の議論があるが,たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても,これを国富の流出や喪失というべきではなく,豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり,これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」 (5月21日、福井地裁「関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め」判…

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後輩への「働くとは」講演

3年前の卒業生、7月からドイツに赴任するということで、後輩への「働くとは」講演。同期生も集まり定例会。 3年前の卒業生、7月からドイツに赴任するということで、後輩への「働くとは」講演。同期生も集まり定例会。

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D-Dayということで思うこと

 小学校3年生の時だった。サラリーマン忙しい父親が、夕方出てこいというので、住んでいた西宮から、ひとり阪急電車に乗って仕事場、大阪梅田まで出て行った。封切りされたばかりの「史上最大の作戦」を映画館で見せたかったのだ。「いちばん長い日」という邦訳も家にあって、子どもながら幾度となく読んだ。  大学生になってから、それがCorne…

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大きな私立大学の労働組合

   もう10年以上前に、勤め先の労働組合を辞めた。それまで一緒に組合員であった現業部門をアウトソーシングするという経営者側の提案。委託管理費として直接雇用の人件費削減ということだが、当人たちが助けて欲しいというのに、積極的でなかったのを見て、こういう人たちとは一緒にやれないというのが、その時の私の感想。自分のことは自分で守るしかない…

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「社会調査士」などという資格の効用

 「社会調査士」が、学部で社会学を学んだ証拠であり、それが資格だとされる。さらに「専門社会調査士」の取得が、修士課程の3つの方針(安倍晋三の三本の矢の真似)のひとつのようなことを言っているところもある。こういう恥ずかしいレベルのことが議論になること自体につき合えない。ああいう資格は、「私は馬鹿です」という証明のようなものだというのがわか…

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ミルクホール正常化 16周年

  16年前の5月3日、早朝4時半集合、「気がついていない」ことを確認。工事車両を入れ、5時から鉄パイプなど室内、私物と思われる物品を、やはり当時まだ占拠されていた0番教室前に移動。午前6時すぎには外側ガラス窓をはずし始め、午前8時にはエンジンカッターも使って鉄柱も切り外した。便利舎側との間に事前に準備制作していただいていた仮設壁を設置…

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本当にそんなにたくさん読めるのだろうか?

  2007年、例の125周年記念でできたこの研究科だけで、すでに280本も博士論文があるというのには、驚くよ。文学研究科社会学専攻なぞは、1950年開学以来30本ほどしかない。提出者よりも、何より一番問題なのは、こういう研究科の「教授」だと肩書きをつけている人間だよ。 http://www.yomiuri.co.jp/scien…

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卒業式

 昨日は、卒業式。「社会学」という名称がつく科目担当の最後の年度に1年生で入学してきた学生たち。文化構想学部社会構築論系第4期生たち。ハイエク『純粋資本論』、ヒックス『価値と資本』など、オーストリア学派経済思想の基本発想を部分的に取り上げ、よくまとめたレポートには驚いた。夜の記念定例会は、3年生も多数、昨年卒業生も忙しいなか3人駆けつけ…

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今年も大学生協で『マイルストーン』が買えないのはなぜか?

  昨年ちょうど今頃、大学内の生協書籍販売店で『マイルストーン』について、「先生たちに批判的だから」売らないということを大学生協がして、私はおかしいだろうとずいぶん言って、早稲田大学生協専務理事なる人が私のところまで来て釈明したのだが、「善処」などされず、結局今年も大学生協では売らないのだそうだ。  今週の大手週刊誌による、わが…

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大学院担当教授の怪しい実力  本部役職者わたり教員の欲望

記事 http://www.asahi.com/articles/ASG3H5JXMG3HULBJ002.html 記事にある「大学院での教育が十分だったのか疑問が出ている」。この一文に尽きるよ。すべての責任は、無責任な大学院の指導教員にあり、そうした学位審査を許容する研究科にあり、それを許容する大学にある。その人ひとり…

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追い出しコンパ

 ゼミ今期最終日。追い出しコンパ。3年生のたいへん品のよい餞別に4年生はウルウル。さぁ春休み、卒業旅行、そして3年生は就職活動本番。文化構想になって4回目の追い出しコンパだが、「紺碧の空」を歌う。ロータリーで胴上げをやる・・・ など少し、やりすぎだったかもしれぬ。が、楽しかったようだ。 ゼミ今期最終日。追い出しコンパ。3年生のたいへん品…

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社会的世界の時間構成-社会学的現象学としの社会システム論

 たぶん高級すぎるのだろう。大学院の私のゼミは閑古鳥啼く。あと2年で閉めるのだが、この1冊。600頁を超える大著。博士論文をもとに出来上がった、この力作を書いた多田光宏先生が、社会学界にデビューしたということで、私のゼミがあったということにも意味が結びつく。「こういうのが社会学って言うんだよ」と、論理、思想、分析を敬遠する社会学徒たちに…

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森ゼミ 冬合宿2013

 早いもので、今年も冬合宿。鴨川セミナーハウスで2泊3日、楽しい時間でした。 早いもので、今年も冬合宿。鴨川セミナーハウスで2泊3日、楽しい時間でした。

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第30回日本現象学社会科学会大会 報告

 昨年、さる若い研究者が、尾高朝雄についてたいへん充実した報告をしたので、それに刺激されて「尾高朝雄のウィーン」と題して、私の見解を示した。多少マイナーな領域であるので、多くはきょとんとしていたのだが、昼食は、少なからず、これについて若い人たちと議論をすることができた。 http://www.f.waseda.jp/wienmot…

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相互作用の音楽的基礎

 昨年の「媒体としての人 Person als Medium」に関連する、私のメディア理論についての論文。 "Musicak Foundation of Interaction: Music as Intermediary Medium"  大学の授業では、これらを含めて、15回の「社会システム論」としているが、単著としてまとめる準備中…

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森ゼミ 社会構築 土曜講演会

 秋は、大いに勉強をしようということで、ゼミの課題とは別に、過去の先輩たちで社会で活躍している人たちを招き、また一般の人たちにも入っていただき、議論をして学ぶという試みの第2段。    今週は、筑波大学の岡本智周先生(1995年一文社会学卒)に「歴史教科書問題の構造と、近代主義的国民観のための資源」と題して、熱い講演をしていただ…

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旧い調査報告書

旧い卒業生にパワフルな講演をお願いした。28年も前の話、私が文学部助手1年目の時の話だが、某S先生の命により社会調査にはまることになった。結束の強い調査実習ゼミ。彼女彼らの想い出がどこかにあるだろうと、研究室の段ボールをひっくり返していたら、彼女彼らの作った報告書が出てきた。  大学の授業が通年当たり前の時代の調査実習。ワープ…

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講演会「原発をリアルに語ろう」

旧い卒業生、高橋万見子さん(1987年度一文社会学卒・朝日新聞論説委員)に、たいへん忙しいお仕事の合間、東京に戻ってきていただき長期取材中の福島原発と日本の原発問題について、学生時代と変わらぬ明快でパワフルな講演をしていただきました。翌朝早朝、いわきに戻るにもかかわらず、飲み会にもおつきあいいただきました。原発問題とともに、「就活…

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10月定例会

 秋学期が始まり1ヶ月。丸山眞男を集中的に読み、小熊英二『民主と愛国』の相当する章をテーマにして議論をした。9月は、私の研究室で夏合宿で剰ったビールとスナック菓子で澄ませたが、10月はいつものように定例会となって、高田馬場に繰り出した。

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大学が、金を取ってやることか?

  就職協定云々だとか、学生に授業を受けてもらう環境と言いながら、一番煽っているのは、大学なんだ!   就職支援か、それとも金がほしいのか?  大学が金を取ってやることか? どんなふうに立派な社会人ができ、立派な就活を終えたのか、結果を公表して欲しいな。こういうのばっかりで、俺はほとほと嫌になる。別の人生を考えたくなる。ホノルルマ…

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社会構築 土曜講演会のお知らせ 

たまたまこの7月から来年2月まで、国際交流基金により、韓国の漢陽大学から若い社会学者が、早稲田大学外国人特別研究者として、私の研究室にいらっしゃている。日本がかかえる問題について、同年代の社会学者、ジャーナリストをお招きして、講演会を開催して交流を深めることにした。  一般講演会です。参加は無料。誰でも参加できます。開催場所は…

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仕事をするとは

 ゼミ春学期最終回、昨年好評だったこともあり、世界で活躍するゼミ先輩を読んで講演会。テーマは、「仕事をするとは」。もともと話の上手な学生だったが、20年を経て、名刺肩書きに違わず、長い経験を学生に話してくれた。

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森ゼミ 夏合宿

 新装なった軽井沢セミナーハウスで、2泊3日、たいへん有意義で楽しい合宿をやってきました。学生は、楽しく遊び、冒険すること。これがすべての糧になる。

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第53回日本社会学史学会大会(佛教大学 2013年6月29日 報告

 京都、佛教大学で開催された日本社会学史学会大会で報告した。この学会とは、大学院生だったころからの付き合いだから、すでに30年ほどの関係となる。報告内容は、間もなく出版される共著本に収められている「Musical Foundation of Interaction -Music as intermediary medium. In M…

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ウィーンを見渡し、新たな発見

  ドイツでの学会が終わり、久しぶりであったので週末、ウィーンの古い友人たちと食べて、飲んで、お話をした。ウィーン南の自然公園から見渡した街、そしてその日の夜は、今ひとりの友人と北側カレンベルクからの景色。何度か来たことがあるところだが、ふと気が付いたのは、風力発電の風車がたくさん遠くに見えることであった。関東平野、海岸にだって、こうい…

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第12回ドイツ日本社会科学会

 この学会、2年に一度、ドイツと日本で開催をしてきた。すでに24年目となる。5月のドイツ、Bad Homburgという景勝地であり、季節に少し期待していたのだが、その寒さに震えあがった。私の報告は、21日から23日の3日間あった会議の2日目であった。題名は、Discrepanceis of Japanese Well-Being: R…

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ミルクホール正常化15周年

 GWがやってくると言うと、ゴールデンウィークだと思うのは日本人。13年目になる住んでいる同じ町内にいる50件ほどのアメリカ軍人家族、みな横須賀で仕事をしているのだが、GWというのは、航空母艦USS George Washingtonのことのようであり、やってくるものが違うことに改めて感じ入る。  私は、この15年、GWにはい…

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「スズメの学校」の精神から「メダカの学校」の精神へ

 学期も始まり、今頃になって、所轄の事務所担当者から、ようやく次のような文章をもらいました。  「また、33号館会議室・教室什器が非常に重く移動させ辛いという指摘がありましたが、両脇にあるレバーにより天板を倒すと容易に移動させることが出来ます。ご承知おき下さい。  なお、移動した場合は必ず原状復帰をお願いします。」 …

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大学院の担当を勇退する

 「勇退」というと格好よいが、東京大学はじめ国立大学が大学院化したことにより、そこに流れていくということもあるが、また社会学というもののsociology ならぬ、その日本性。少しは変化させることができるかと、ウィーン、エルフルト、ワイマール、漢陽、京畿など各大学とジョイント・セミナーをしてきたが、現在の早稲田大学の宿命であろう。優秀な…

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卒業記念

 25日、卒業式がありゼミ生15人が巣立った。文化構想学部となってから、専修単位での「謝恩会」というものがなくなったのはよかった。ゼミ単位で、お祝いをするようになった。「恩」「謝」という字が嫌で、この会には、失礼ながら欠席が多かった。  予期していなかったが、かわいく美しい花束と、「旅をせよ」が口癖だということで地球儀をもらった。早速…

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早稲田大学に入ったら 冒険しよう! 

 大学生の勉強時間、読書時間が短いと、政治家や大学経営者は、世界ランキングリストを見ながら嘆いているが、それで飯が食えるところにおかしさがある。  大学に入ったら、まず冒険しよう。恐竜のように、環境に適用できなくなりつつある教授をあてにせず、機動性に富み、将来世界を渡っていくときのベースになる人生の基盤を作ろう。それには冒険し…

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目を疑う、耳を疑う(2)

  フィエスブックをやっているのだが、この前の記事「目を疑う、耳を疑う」は、四半世紀にわたる卒業生たち、とりわけもう社会の中心近くで活躍している古い人たちが意見してくれた。  最終結果を教えてというのがあり、結果は、次のような意見書となった。 http://www.f.waseda.jp/wienmoto/oshiete/ik…

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目を疑う 耳を疑う

 この季節『マイルストーン』なる情報誌に、私の授業やゼミがどんなふうに書かれ、☆印がいくつついてるのか見るのを楽しみにしている。「こんちくしょう」と思うこともあるが。  昨日、大学生協で買おうと思ったら、写真のような看板。「何で売らないの? あゆみ書店、成文堂、学生会館のセブンイレブンには売っているのに」と聞いたら、「先生に批判的…

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「オープン教育センターおよびメディアネットワークセンター改組の件」への意見

1.基本哲学について 1) 構えについて グローバル化への対応、ポスト・メディアネットワークの時代への対応ということであれば、強いリーダーシップと、短いタイムスパンで、各期の成果を積み上げていくことが強く求められる。一番気になるのは、これを果たして、現在の担当理事、教務部長はやりぬく才覚と勇気を持っているのかどうかということである…

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オンデマンド授業で、15週を圧縮する。

 大隈タワーの地階に、スタジオがあり、3日ほど缶詰になってオンデマンド授業「現象としての石原慎太郎」を収録。これで、「社会システム論」「都市ウィーン」に続いて、もう大教室の授業は全部オンデマンド化された。13学部300人ほどの受講者を相手にしている。マスプロ大学のサイバー化ということだ。    しかしながら、オンデマンド授業を週2…

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戸山キャンパス 新高層棟

砂とセメント袋。まさか、またモルタル、セメントを塗るだけかと心配。そうだったら、俺の足跡を付けてやろうと思っていたら、ご覧のようにタイルを貼りだした。多少は、美しいかも。来年5月か6月、この建物最上階の会議室に、ケータリングでパーティをやるから、新宿区絶対高さ条例により工事が4年も遅らされ、施設費だけ払わされた恩恵を受けられなかった…

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森ゼミ 冬合宿2012

 文化構想学部になって3年目6度目のゼミ合宿。よく勉強し、よく遊び、よく飲み。仲のよいゼミ。昨年に続いて鴨川であったが、たいへん有意義で楽しい二泊三日であった。

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現象学・社会科学会大会

 神戸大学にて標記の学会、その第29回大会が開かれた。実に有意義な2日間であった。これくらい知的な刺激を受けることは珍しいと思うほど充実していた。私も、ここ数年かかわってきた理論の圧縮ということについて、その一端を報告した。 http://www.jspss.org/

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