剽窃防止のための類似度とは?

 今や、剽窃ハンターが獲物を求めてそこらじゅうにいる。「大学総合研究センター」というところは、実は剽窃ハンター訓練所である。情報企画部というところの職員が、あらゆる教員の動静を監視している。  ところで彼らの武器、剽窃発見ソフトだが、どれくらい凄いのか。最初の写真のように、どのような論文、レポートも、pdf、docなどの一般的な文…

続きを読むread more

「剽窃」の構成要件は「詐取しよう」という意図の有無のはず、剽窃検知ソフトの機能ではない!

 Merkurというドイツの知識人のための、たいへん高級な雑誌を、25年ほど定期購読している。私も、そういう教養人になれればと願って。月刊でさすがに書庫が一杯になる原因だったこともあり、今年初めからe-bookにした。その12月号、剽窃について二つの事例に触れたアーティクルがある。新幹線での出張行き来、危うく乗り過ごすほど、引き込ま…

続きを読むread more

鎌田二期目出立に思う

2011年の3月卒業式後の博士号学位授与者懇親パーティの時だった。就任間もない鎌田薫総長と立ち話をすることができた。私は、1期だけだとおっしゃっていた。  その昔、早稲田祭教職員側委員でご一緒したことがある。早稲田大学は、1970年代から革マル系元学生主導で、学費値上げの度にストライキがあり、後期試験がレポートに切り替え流され…

続きを読むread more

つまらぬ単位取得だけの勉強や、就活心配などよりも、世界を見て歩こう

 1980年9月のベルリン ブランデンブルク門を東ベルリン側から撮った写真。こういう写真がもう二度と撮れなくなるとは思ってもみなかった。手前にまだ「壁」が見える。この年、ウィーンに1年いた。せっかくだからと、東ドイツも見ておこうと思い、ずいぶん苦労してビザを取得、ウィーンからグミュンドを経て、チェコ領内チェスカベレニース、プラハを経て、…

続きを読むread more

落ちるところまで落ちる学者、研究者

 神戸市立外国語大学、京都府立大学、龍谷大学のサイトを見ると、そのトップに剽窃した教員の所業と、懲戒の説明が上がっている。私より少し年上の人だが、この人の「学者」人生とはいったい何だったのかと、驚く。  どこの大学も、「防止」「防止」と言うが、防止よりも何よりも、大学というところの研究者、教員のモラルは落ちるところまで落ちており、…

続きを読むread more

『理論社会学 -社会構築のための媒体と論理』東信堂

 7年ぶりで、著書を刊行した。A4版216頁 2400円。かなりの量の図版と記号式も入り、組み版に5ヶ月近くかかってしまった。内容は、日本の理論社会学に、これまでない新しい知見。たんなる出来事紹介本ではない。理論とは、こういうものだという専門書。勉強をして、教養を身につけ、社会を見る目を養いたい人は、読んで損はないだろう。 7年ぶりで、…

続きを読むread more

一級職員からのお返事への返事

 早稲田大学の教職員は、一級教職員とそれ以外から成っている。私は、1985年就職以来、それ以外の部類にいる。教員が、本部の部長やセンター長に成りたがるのは、そもそもの権力欲もあろうが、一級職となり、飛行機が、級外教員は当然エコノミーだが、ビジネスを飛び越えファーストクラス利用となるからである。教務部長や国際部長など、事務部長というバック…

続きを読むread more

早稲田大学をどこに連れていくのか?  -鎌田薫の無神経

 総長室経営企画課という部署があり、ここが大学を動かすエリート職員官僚の巣である。そこが企画したのか、広報室が企画したのか、総務部が考案したのか、それは今ではなすりあいだろうが、左のような早稲田ベア。その右は、これまでもあった、おそらく大隈重信のオオクマを、大熊にした、オヤジギャグの延長。  そこまでで止めておけばよかったと思う。…

続きを読むread more

「特殊」の意味

 昨日の『朝日新聞』記事、白井前総長、そして退任前に自分で造ったポジション学事顧問でいらっしゃる人が、STAP細胞の事件は、特殊な問題であり、日本の科学全体のそれではないと言っていることが書いてあった。何が「特殊」かと言えば、それは、おそらく早稲田大学で博士号を取得して、再生医療の道に進んだとうことなのだろう。  本日、9月23日…

続きを読むread more

特殊なのは、あんただろ?

  9月23日付『朝日新聞』 耕論に書いてあること。そして思うこと。  「STAP細胞論文をめぐる研究不正問題 ・・・ 一つの特殊な事例であって、これをもって日本の科学研究全体の問題と捉えるのは間違いだ」「各研究室が徒手空拳で東京大学と競争しても勝負になりません」「権限を裏付けるようなカネを学長に与えるべきです」・・・…

続きを読むread more

Real を True だとする愚

 その昔(1996年9月から1998年9月)、学生担当教務主任をやっていた。同時期、早稲田祭教職員側委員というのもやっていた。学部長から求められた仕事は、30年にもなろう間、さるセクトにより占拠された空間の正常化、教学空間内での人身攻撃看板禁止と拡声器使用禁止ということであった。どれも私の奮闘で達成しており、感謝状でも出てよいくらいだと…

続きを読むread more

コケにされている早稲田大学、いやこれが実力だろう!

『朝日新聞』2014年8月24日、日曜日の読書欄。『博士の社会史』という本の紹介だが、そこに合わせて載せられている「イメージ?」写真。たぶんそういうことなのだろう。早稲田大学鎌田薫総長、となりは橋本周司教務担当統括常任理事・理工学術院教授、兼(就任後着々と作り上げた所領)「大学総合研究センター」なるところの所長という役職大好き人間が…

続きを読むread more

森ゼミ 2015プロモーションビデオ

   文化構想学部、3,4年生の2年間は、ゼミナール。チームワークをつうじて、人生の仲間を得ることができます。面白い人、ユニークな人、歓迎します。  こんな雰囲気ですという、プロモーションピデオをご覧ください。  http://www.f.waseda.jp/wienmoto/Japanese/Lesson/KouchikuM…

続きを読むread more

ゼミ 春学期打ち上げ

春学期と言いながら、7月31日が、ゼミ打ち上げ。たいへん仲のよいゼミ。学生生活後半のゼミ2年間、最も大事なことは、ひとつのことを協同で創り上げていくこと。グループワークを離れて、夏休み、大いに遊ぼう。javascript:void(0) 春学期と言いながら、7月31日が、ゼミ打ち上げ。たいへん仲のよいゼミ。グループワークを離れ…

続きを読むread more

貧困なる大学の図書館政策、情報化政策

 図書館の課長が、教員に一斉メール。学生が、蔵書コピー用の複写機で、試験ノートのコピーをして困ると・・・  余程目に余ると思ったのだろう。  私の回答。「Keynes, General Theory of Employment, Interest and Money はじめ、私が教える社会経済学、経済社会学の分野の教科書は、Am…

続きを読むread more

森ゼミナール 夏合宿2014

私は、たんなる国家管理論ではなく、peer-to-peerをface-to-faceの拡大として仮想通貨を集合財のひとつと考えようと提案した。学生たちは、それでは解けないとして、大規模集団で、共有地の悲劇とfree riderの議論で応えた。早稲田大学社会構築論系には、賢い学生たちがいるということである。たいへんスリルに満ちた報告だ…

続きを読むread more

何度読んでも、どこから読んでも美しい文章

 「国富の流出や喪失の議論があるが,たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても,これを国富の流出や喪失というべきではなく,豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり,これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」 (5月21日、福井地裁「関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め」判…

続きを読むread more

後輩への「働くとは」講演

3年前の卒業生、7月からドイツに赴任するということで、後輩への「働くとは」講演。同期生も集まり定例会。 3年前の卒業生、7月からドイツに赴任するということで、後輩への「働くとは」講演。同期生も集まり定例会。

続きを読むread more

D-Dayということで思うこと

 小学校3年生の時だった。サラリーマン忙しい父親が、夕方出てこいというので、住んでいた西宮から、ひとり阪急電車に乗って仕事場、大阪梅田まで出て行った。封切りされたばかりの「史上最大の作戦」を映画館で見せたかったのだ。「いちばん長い日」という邦訳も家にあって、子どもながら幾度となく読んだ。  大学生になってから、それがCorne…

続きを読むread more

大きな私立大学の労働組合

   もう10年以上前に、勤め先の労働組合を辞めた。それまで一緒に組合員であった現業部門をアウトソーシングするという経営者側の提案。委託管理費として直接雇用の人件費削減ということだが、当人たちが助けて欲しいというのに、積極的でなかったのを見て、こういう人たちとは一緒にやれないというのが、その時の私の感想。自分のことは自分で守るしかない…

続きを読むread more

「社会調査士」などという資格の効用

 「社会調査士」が、学部で社会学を学んだ証拠であり、それが資格だとされる。さらに「専門社会調査士」の取得が、修士課程の3つの方針(安倍晋三の三本の矢の真似)のひとつのようなことを言っているところもある。こういう恥ずかしいレベルのことが議論になること自体につき合えない。ああいう資格は、「私は馬鹿です」という証明のようなものだというのがわか…

続きを読むread more

ミルクホール正常化 16周年

  16年前の5月3日、早朝4時半集合、「気がついていない」ことを確認。工事車両を入れ、5時から鉄パイプなど室内、私物と思われる物品を、やはり当時まだ占拠されていた0番教室前に移動。午前6時すぎには外側ガラス窓をはずし始め、午前8時にはエンジンカッターも使って鉄柱も切り外した。便利舎側との間に事前に準備制作していただいていた仮設壁を設置…

続きを読むread more

本当にそんなにたくさん読めるのだろうか?

  2007年、例の125周年記念でできたこの研究科だけで、すでに280本も博士論文があるというのには、驚くよ。文学研究科社会学専攻なぞは、1950年開学以来30本ほどしかない。提出者よりも、何より一番問題なのは、こういう研究科の「教授」だと肩書きをつけている人間だよ。 http://www.yomiuri.co.jp/scien…

続きを読むread more

卒業式

 昨日は、卒業式。「社会学」という名称がつく科目担当の最後の年度に1年生で入学してきた学生たち。文化構想学部社会構築論系第4期生たち。ハイエク『純粋資本論』、ヒックス『価値と資本』など、オーストリア学派経済思想の基本発想を部分的に取り上げ、よくまとめたレポートには驚いた。夜の記念定例会は、3年生も多数、昨年卒業生も忙しいなか3人駆けつけ…

続きを読むread more

今年も大学生協で『マイルストーン』が買えないのはなぜか?

  昨年ちょうど今頃、大学内の生協書籍販売店で『マイルストーン』について、「先生たちに批判的だから」売らないということを大学生協がして、私はおかしいだろうとずいぶん言って、早稲田大学生協専務理事なる人が私のところまで来て釈明したのだが、「善処」などされず、結局今年も大学生協では売らないのだそうだ。  今週の大手週刊誌による、わが…

続きを読むread more

大学院担当教授の怪しい実力  本部役職者わたり教員の欲望

記事 http://www.asahi.com/articles/ASG3H5JXMG3HULBJ002.html 記事にある「大学院での教育が十分だったのか疑問が出ている」。この一文に尽きるよ。すべての責任は、無責任な大学院の指導教員にあり、そうした学位審査を許容する研究科にあり、それを許容する大学にある。その人ひとり…

続きを読むread more

追い出しコンパ

 ゼミ今期最終日。追い出しコンパ。3年生のたいへん品のよい餞別に4年生はウルウル。さぁ春休み、卒業旅行、そして3年生は就職活動本番。文化構想になって4回目の追い出しコンパだが、「紺碧の空」を歌う。ロータリーで胴上げをやる・・・ など少し、やりすぎだったかもしれぬ。が、楽しかったようだ。 ゼミ今期最終日。追い出しコンパ。3年生のたいへん品…

続きを読むread more

社会的世界の時間構成-社会学的現象学としの社会システム論

 たぶん高級すぎるのだろう。大学院の私のゼミは閑古鳥啼く。あと2年で閉めるのだが、この1冊。600頁を超える大著。博士論文をもとに出来上がった、この力作を書いた多田光宏先生が、社会学界にデビューしたということで、私のゼミがあったということにも意味が結びつく。「こういうのが社会学って言うんだよ」と、論理、思想、分析を敬遠する社会学徒たちに…

続きを読むread more

森ゼミ 冬合宿2013

 早いもので、今年も冬合宿。鴨川セミナーハウスで2泊3日、楽しい時間でした。 早いもので、今年も冬合宿。鴨川セミナーハウスで2泊3日、楽しい時間でした。

続きを読むread more

第30回日本現象学社会科学会大会 報告

 昨年、さる若い研究者が、尾高朝雄についてたいへん充実した報告をしたので、それに刺激されて「尾高朝雄のウィーン」と題して、私の見解を示した。多少マイナーな領域であるので、多くはきょとんとしていたのだが、昼食は、少なからず、これについて若い人たちと議論をすることができた。 http://www.f.waseda.jp/wienmot…

続きを読むread more

相互作用の音楽的基礎

 昨年の「媒体としての人 Person als Medium」に関連する、私のメディア理論についての論文。 "Musicak Foundation of Interaction: Music as Intermediary Medium"  大学の授業では、これらを含めて、15回の「社会システム論」としているが、単著としてまとめる準備中…

続きを読むread more

森ゼミ 社会構築 土曜講演会

 秋は、大いに勉強をしようということで、ゼミの課題とは別に、過去の先輩たちで社会で活躍している人たちを招き、また一般の人たちにも入っていただき、議論をして学ぶという試みの第2段。    今週は、筑波大学の岡本智周先生(1995年一文社会学卒)に「歴史教科書問題の構造と、近代主義的国民観のための資源」と題して、熱い講演をしていただ…

続きを読むread more

旧い調査報告書

旧い卒業生にパワフルな講演をお願いした。28年も前の話、私が文学部助手1年目の時の話だが、某S先生の命により社会調査にはまることになった。結束の強い調査実習ゼミ。彼女彼らの想い出がどこかにあるだろうと、研究室の段ボールをひっくり返していたら、彼女彼らの作った報告書が出てきた。  大学の授業が通年当たり前の時代の調査実習。ワープ…

続きを読むread more

講演会「原発をリアルに語ろう」

旧い卒業生、高橋万見子さん(1987年度一文社会学卒・朝日新聞論説委員)に、たいへん忙しいお仕事の合間、東京に戻ってきていただき長期取材中の福島原発と日本の原発問題について、学生時代と変わらぬ明快でパワフルな講演をしていただきました。翌朝早朝、いわきに戻るにもかかわらず、飲み会にもおつきあいいただきました。原発問題とともに、「就活…

続きを読むread more

10月定例会

 秋学期が始まり1ヶ月。丸山眞男を集中的に読み、小熊英二『民主と愛国』の相当する章をテーマにして議論をした。9月は、私の研究室で夏合宿で剰ったビールとスナック菓子で澄ませたが、10月はいつものように定例会となって、高田馬場に繰り出した。

続きを読むread more

大学が、金を取ってやることか?

  就職協定云々だとか、学生に授業を受けてもらう環境と言いながら、一番煽っているのは、大学なんだ!   就職支援か、それとも金がほしいのか?  大学が金を取ってやることか? どんなふうに立派な社会人ができ、立派な就活を終えたのか、結果を公表して欲しいな。こういうのばっかりで、俺はほとほと嫌になる。別の人生を考えたくなる。ホノルルマ…

続きを読むread more

社会構築 土曜講演会のお知らせ 

たまたまこの7月から来年2月まで、国際交流基金により、韓国の漢陽大学から若い社会学者が、早稲田大学外国人特別研究者として、私の研究室にいらっしゃている。日本がかかえる問題について、同年代の社会学者、ジャーナリストをお招きして、講演会を開催して交流を深めることにした。  一般講演会です。参加は無料。誰でも参加できます。開催場所は…

続きを読むread more

仕事をするとは

 ゼミ春学期最終回、昨年好評だったこともあり、世界で活躍するゼミ先輩を読んで講演会。テーマは、「仕事をするとは」。もともと話の上手な学生だったが、20年を経て、名刺肩書きに違わず、長い経験を学生に話してくれた。

続きを読むread more

森ゼミ 夏合宿

 新装なった軽井沢セミナーハウスで、2泊3日、たいへん有意義で楽しい合宿をやってきました。学生は、楽しく遊び、冒険すること。これがすべての糧になる。

続きを読むread more

第53回日本社会学史学会大会(佛教大学 2013年6月29日 報告

 京都、佛教大学で開催された日本社会学史学会大会で報告した。この学会とは、大学院生だったころからの付き合いだから、すでに30年ほどの関係となる。報告内容は、間もなく出版される共著本に収められている「Musical Foundation of Interaction -Music as intermediary medium. In M…

続きを読むread more

ウィーンを見渡し、新たな発見

  ドイツでの学会が終わり、久しぶりであったので週末、ウィーンの古い友人たちと食べて、飲んで、お話をした。ウィーン南の自然公園から見渡した街、そしてその日の夜は、今ひとりの友人と北側カレンベルクからの景色。何度か来たことがあるところだが、ふと気が付いたのは、風力発電の風車がたくさん遠くに見えることであった。関東平野、海岸にだって、こうい…

続きを読むread more

第12回ドイツ日本社会科学会

 この学会、2年に一度、ドイツと日本で開催をしてきた。すでに24年目となる。5月のドイツ、Bad Homburgという景勝地であり、季節に少し期待していたのだが、その寒さに震えあがった。私の報告は、21日から23日の3日間あった会議の2日目であった。題名は、Discrepanceis of Japanese Well-Being: R…

続きを読むread more