見て見ぬふり、知って知らぬふりは、日本人の本性

 画像ドメスティック・ヴァイオレンスがないことが前提、もしくはそれがないことが「家庭団らん」の理想だと、日本人は刷り込まれているから、こういう不幸が起きる。児童相談所も警察も、問題は家庭で解決が第一とするのだ。しかしながら、その家庭が地獄であり、親などは、そもそも信用できぬものという前提もあり、それは20歳を過ぎる頃にようやくわかるものである。そこまで生き延びれば、実はそれは幸福だということでもある。

 こういう不幸は、けっして野田市の、恵まれた家の人たちだけでなっている名望家たちの教育委員会のせいではなく、日本人の根本的罪だ。家庭というのは、職場でのハラスメント以上に、暴力の現場だ。それを知らぬ人が、教育委員になり理想をのたまう。

 33年教員をやっていて、ある女子学生、父親がお母さんと彼女に暴力を振るう。どうしたらいいでしょうと、この小学生のような相談を向けられたことがあった。事務所や、教務室に相談に行ったら、「家庭」のことはわからないと、すべて腰がひけていた。その事務員、教務主任たちの名前も全部言えるが。そういうことが起こるのが家庭だというのが、わからないんだな。

 女子学生だったということもあり、私だけでは無理で、困って相談したのが、若い女性の先生。彼女が提案してくれたのは、ドメスティックヴァイオレンスに対するNPOのシェルター、そして彼女の家。それで地平が拓けて、つれあいの実家が都内にあり、そこもシェルターのひとつにしてもらった。こういう先生は、頼りになるなぁと思った(もう早稲田にはおられないが)。実際、そういうもので、公的なところ、公務員がやるところは、自分の責任になるのが怖いから、絶対に、みんながやるまでやらない、教員や公務員というのは、そういう人たちばかり。結局、弱い人が死ぬことになる。弱いのが、悪いということか? 見て見ぬふり、知って知らぬふりは、日本人の本性。

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