「スズメの学校」の精神から「メダカの学校」の精神へ

画像 学期も始まり、今頃になって、所轄の事務所担当者から、ようやく次のような文章をもらいました。


 「また、33号館会議室・教室什器が非常に重く移動させ辛いという指摘がありましたが、両脇にあるレバーにより天板を倒すと容易に移動させることが出来ます。ご承知おき下さい。
 なお、移動した場合は必ず原状復帰をお願いします。」


 しかしながら、ここで言う「原状」とは何か? 「ご承知おき下さい」。凄いな、この物言い。
                        
 日本人は、小学校1年生から、縦横碁盤目に並べられた机に座り、教壇という少し高いところにいる教師を見ながら、「雀の学校の先生は、チーチーパッパッ、チーパッパー 鞭を振り振り チーパッパ-」とやります。

 生徒の目はみな、いつも教室前方少し高い位置の教師に向いています。これを12年やり、さらに大学でもやらせようというのが、大学の事務所というところなのでしょうか? 指示待ち人間ばかりが生まれる日本社会。事務所の言うことをよく聞く学生を作りだそうということでしょうか?

 こういうのは、一斉就活に合わせて、就活支援と称して大教室に、やはり教室前方に向いたオリエンテーションに集められ、それで決起意識を高めているのと同じでしょう。これは、学徒出陣と同型だよ。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Z5yqH-IZbwE

 「戦後民主主義」というが、そこでも「前に倣え」で教え込まれてきた。そういうことにならないように、大学に入ってゼミ制度もあると言えましょう。私のゼミは、事務所の就活支援など受けずとも、むしろ受けないゆえに、もうすでに多数の内定獲得(それが偉いことだとは思わないが)が出ています。学生に許される特権は、指示無視、反抗、それしかないでしょう。

 生まれる日時が異なり、育った環境が似ていても異なり、そしてそれぞれの思いでやってきた早稲田大学、そこで何をどのようにしていくかの原状は、アモルファスな秩序のはずです。これを「原状」と称してはめ込む暴力が、ありえもしない「学校秩序」「事務所秩序」でしょう。学校は、事務所ではない。そういうように机を並べる必要などいっさいない。

 教員は、そしてそれに追随するエリート専任職員は、学生に対して偉そうすぎます。

 学校とは、「誰が生徒か先生か」というメダカの学校でなければなりません。流れに合わせて柔軟に泳ぎ、かつ流れに逆らって強靱に泳ぐ人を作るところです。

 偉そうに言う事務所だって、事務長が中心奥、両脇に課長、そしてカウンターに向けて奥から、主任、専任職員、嘱託、そしてひとつ壕と垣根があって、派遣職員という身分制配置を変えれば、もっといい仕事ができるかもしれませんよーーー! こういう「身分秩序」を「原状」だと思っている精神に、果たして「グローバル」への対応などできようか? 

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